〇養蜂家ではなく、蜂蜜屋である金市商店
金市商店はミツバチを飼う養蜂家と違い、養蜂家から蜂蜜を仕入れて、瓶詰し販売する蜂蜜屋です。そのため、世界中、日本中にいる50人を超える養蜂家と取引を行います。いろいろな養蜂家と取引することで、一つの地域や国では扱えないような様々な種類の蜂蜜を集めることができます。また、天候不良による不作などを、別の地域の養蜂家からカバーできたり、より高品質な蜂蜜を選んで買うことができるなど、「安心安全で高品質な蜂蜜」を仕入れるためには大切なことなのです。

私たちが食べる蜂蜜はすべてミツバチが作ります。
たくさんの働きバチが花を回り蜜を集め、巣に持ち帰り、蜂蜜を作ります。蜂蜜が完成すると蜜蓋をして完成です。ここまで人の手は一切入りません。
ミツバチの巣に蜂蜜が溜まったら養蜂家が蜂蜜の詰まった巣板を取り出し、蜜蓋を切り取り、遠心分離器に入れ蜂蜜をしぼります。



金市商店の三代目で、蜂蜜の仕入れを社長の市川拓三郎が自ら行います。日本中、世界中の養蜂家を訪ね、蜂蜜を仕入するのがハニーハンターの市川拓三郎です。年間に食べる蜂蜜は300種類以上、年間の移動距離は地球1.3周分に当たる約52000キロを超える。養蜂家を直接訪ねることで、蜂蜜がどのような環境で、どのように採られているかを、自らの目と舌で確かめる。そうして仕入れた「安心・安全で高品質な蜂蜜」だけをお客様にお届けしています。

毎年春になると、南は九州から、養蜂家の元へ直接向かい、自ら2トントラックを運転し、北は北海道までミツバチとともに北上する養蜂家を追いかけます。採蜜の現場を訪ね、時には一緒に採蜜作業を行い、買い付けた蜂蜜をトラックへ積み込みます。

養蜂家との付き合いの中で一番緊張するのが蜂蜜の値段交渉です。養蜂家が汗水たらして採った蜂蜜に、値段をつけて買っていくのです。値段が折り合わなければ、養蜂家は蜂蜜を1本も分けてはくれません。彼らは全身全霊をかけて蜂蜜を採り、値段をつけられることが自らの仕事への評価だと思っているからです。全神経を舌に集中し、蜂蜜の味わいや香りを感じ取ります。採蜜場所や採蜜日なども重要な情報です。そして考え抜いた蜂蜜の値段を提示します。商売なので少しでも安く買いたいのは本音ですが、養蜂家のプライドの塊である蜂蜜を不当に安く買うことはできません。お互いの納得できる価格を提示できないと、翌年以降の取引はないのです。

そのため、養蜂家がミツバチのプロであるように、ハニーハンターは蜂蜜のプロであろうと決めています。自らの舌や鼻、目を使った官能検査だけでなく、科学的な検査も用い、蜂蜜の真贋を見極め、「安心安全で高品質な蜂蜜」を追い求めて、蜂蜜に真正面から向き合っています。

養蜂家から買い付けた蜂蜜はその場でトラックに積み込み、そのまま持ち帰ったり、京都の山科工場まで送ります。


買い付けた蜂蜜をタンクに入れ、フィルターを通し瓶詰めを行います。

瓶詰め後、異物混入がないか何度も確認を行い、ラベルを貼り商品化された蜂蜜は、直営店の蜂蜜専門店ミールミィや、全国のスーパー、百貨店などを介して、お客様のもとに届きます。

ミツバチと養蜂家の想いがこもった蜂蜜。その蜂蜜に込められた想いをお客様に少しでもお届けしたい。それが蜂蜜屋としての使命なのです。


【ミールミィのはちみつの取り扱いについて】
【弊社取り扱いアイテムの分類】


[純粋はちみつ]
・シングルオリジンハニー
・定番国産蜂蜜
・用途別蜂蜜
・スティックハニープラス
・LIP HONEY LAB.

[精製はちみつを使用した蜂蜜加工品]
・蜂蜜漬けシリーズ
・花びら入り蜂蜜シリーズ

上記、蜂蜜加工品の2シリーズにつきましては、製品の特性(香り、色目、花びら等)を際立たせるため、蜂蜜の色味や香りを取り除いた「精製はちみつ」を使用しております。

「はちみつ」とは、
みつばちが植物の花蜜、植物の分泌物又は同分泌物を吸った他の昆虫の排出物を集め、巣に貯え、熟成した天然の甘味物質であって、特定の性状(特有の香味)を有し、また、別に定める組成基準に適合したものをいいます。
(引用:はちみつ類の表示に関する公正競争規約「精製はちみつ」とは、
活性炭やイオン交換により、はちみつの色や味、香りを取り除いた無色透明な蜂蜜のことで、加工蜂蜜として分類されています。

①弊社では、純粋はちみつの瓶詰作業を行う山科工場への精製はちみつの持ち込みを禁止しております。その為、純粋はちみつの製造ラインに精製はちみつが混入することは絶対にございません。

②弊社が取り扱う「精製はちみつを使用した蜂蜜加工品」は、いずれも外部委託製造商品であるため、金市商店山科工場での製造商品に混入する可能性はございません。また、原材料には精製はちみつと明記しております。

安心してお召し上がりください。